「オリゴ糖にはどんな種類があるの?」
「各オリゴ糖の効果の違いって何?」
オリゴ糖に興味を持って、種類や違いを調べている方に分かりやすくお答えしていきたいと思います。
各オリゴ糖にはそれぞれの得意分野や特徴がありますので、この機会にぜひインプットしてみて下さいね。
目次
複数のオリゴ糖でビフィズス菌にアプローチが重要
本題に入る前にお伝えしておきたいことがあります。
「1種類のオリゴ糖だけでは複数のビフィズス菌にアプローチできません」
なので複数のオリゴ糖を同時に摂取することが大事!
↓ ↓ ↓
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オリゴ糖の種類
ひとえにオリゴ糖と言っても複数の種類があります。
実は管理人も「オリゴ糖にも種類がある」なんてことは知らずに、漠然とオリゴ糖は「腸内環境に良いもの」という程度の知識でした。
ですが、知れば知るほど「オリゴ糖の魅力」が分かってきました。
ではさっそくオリゴ糖の種類をザっと並べてみますね。
- フラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- キシロオリゴ糖
- ラクトスクロース(乳果オリゴ糖)
- 大豆オリゴ糖
- イソマルトオリゴ糖
- ラフィノース
- 環状オリゴ糖(シクロデキストリン)
このように聞き慣れない名前のものやちょっと聞いたことのある「オリゴ糖」などがあります。
一番驚いたのがオリゴ糖という名前が付いているのに「オリゴ糖の役目」を果たしていない「オリゴ糖もある」ことでした。
では各オリゴ糖をもっと詳しくみていきましょう。
オリゴ糖の種類による効果の違い
各オリゴ糖の効果は、「基本的には同じものが多いという特徴」がありますが、細かい部分までみると各オリゴ糖の効果は違っています。
なので1つ1つのオリゴ糖の効果を詳しくお伝えしていきます。
フラクトオリゴ糖
- 便通の改善
- 脂質異常症の改善
- 腸内ビフィズス菌増殖促進作用
甘さは砂糖の半分程度ありますのでコーヒーに入れる砂糖の代用品として十分使えます。
トクホ認定の商品も販売されていますね。
代表的なのが日本オリゴから販売されている「フラクトオリゴ糖」
シロップタイプなので扱いやすいという利点があります。
ガラクトオリゴ糖
- 便通の改善
- タンパク質の消化吸収を助ける
- 腸内ビフィズス菌増殖促進作用
母乳や牛の初乳に含まれていますので、貴重なオリゴ糖といえますね。
加えて、
「熱に強いので料理に使いやすい」
「虫歯になりにくい」
などの特徴があります。
市販のガラクトオリゴ糖を見ても、他のオリゴ糖よりも若干高めの価格設定となっていますね。
高評価な商品は「自然健康社」から販売されている「ガラクトオリゴ糖」
「カップ印」から販売されている「ガラクトオリゴ糖」は安価ですが、純度は不明な点が心配です。
キシロオリゴ糖
- 便通の改善
- 腸内ビフィズス菌増殖促進作用
タケノコやトウモロコシにも含まています。
ただし食物から摂取できる量は微量。
人工的に製造することは簡単な部類のオリゴ糖なっています。
ですが、市販されている「キシロオリゴ糖」が見当たらなかったのは予想外でした。
しかし、複数のオリゴ糖をブレンドした「はぐくみオリゴ」にはキシロオリゴ糖は含まれています。
ラクトスクロース(乳果オリゴ糖)
- 便通の改善
- 腸内ビフィズス菌増殖促進作用
別名「ミルクオリゴ糖」とも言われることも。
砂糖を加えたヨーグルトをの発酵過程で微量に作られます。
原材料が「フラクトオリゴ糖」と同じなので、似ている性質を持っていますが相違点もあります。
- フラクトオリゴ糖とよりも砂糖に近い甘み
- 牛乳の性質も持っているため牛乳でお腹を壊しやすい人は注意が必要
代表的な商品としてはパールエースから販売されている「オリゴのおかげ」
比較的、安価に手に入るということもあって人気商品となっていますね。
大豆オリゴ糖
- 便通の改善
- 腸内ビフィズス菌増殖促進作用
「大豆に含まれているオリゴ糖」
打ち分けは、
- スタキオース 23%
- ラフィノース 7%
- 残りがショ糖
※スタキオースとは?
スタキオース (stachyose) は天然に存在する非還元性のオリゴ糖で、2分子のガラクトース、1分子のフルクトースとグルコースが連なった四糖の一つである。
大豆に 3-4% 含まれ、大豆オリゴ糖の主成分の一つである。ビフィズス菌増殖作用があるほか、納豆菌にも有効に働き、スタキオースが多い大豆は納豆製造に適している。またウリ科植物などでも多く見られる。甘さはスクロースの3割、カロリーは4割程度である。引用:wikipedia
※ラフィノースはこの後、ご紹介します。
「スタキオース」ちょっと難しいですね。
ただ大豆オリゴ糖の主成分であることはわかりました。
甘みは砂糖の甘みにもっとも近い「砂糖の70%」となっているのも特徴です。
大豆オリゴ糖は「一部が消化されてしまうという」他のオリゴ糖にはない性質を持っています。
そのため「腸内環境を整える」という視点からみると少しマイナス要因となってしまいますね。
ただ甘みが強いという特徴から料理などの甘味料として大活躍しているという面もあります。
市販の大豆オリゴ糖商品は特に目立ったものは見つかりませんでした。
イソマルトオリゴ糖
- 腸内ビフィズス菌増殖促進作用
- 虫歯になりにくい
- 熱や酸に強い
醤油、味噌、清酒、天然のはちみつに含まれるオリゴ糖として有名です。
大豆オリゴ糖と同様に一部が消化性となっていますので、吸収、消化されやすい。
「オリゴ糖としての効果」は他のオリゴ糖よりも劣ります。
人工製造も簡単なため、コストも安価になっていますのでお目にかかる機会も多いでしょう。
熱に強いので、料理などには適していますね。
こうしてみると大豆オリゴ糖と「良くも悪くも似ている要素」を持ったオリゴ糖といえます。
市販品は安価なものが多数あります。
イソマルトオリゴ糖は「シロップタイプのもの」が主流となっていますので、扱いやすいですね。
複数のオリゴ糖をブレンドした「カイテキオリゴ」にも含まれています。
ラフィノース(ビートオリゴ糖)
- 便通の改善
- アトピーの改善
- 肝機能の強化
- 免疫機能を高める
- 酸、熱にも強い
甜菜(ビート)から抽出されるのでビートオリゴ糖とも言われています。
オリゴ糖の特徴である「消化されにくい」という利点をしっかり持っているのがラフィノースです。
甘さは砂糖の20%程度、カロリーは砂糖の半分程度ということもあって「腸内ダイエット」にも適しています。
市販品としては「日本甜菜製糖株式会社 」から販売されている「ラフィノース100(天然オリゴ糖)」というラフィノース純度100%の商品の評価がバツグンに高いですね。
【異質】環状オリゴ糖(シクロデキストリン)
- 消化されやすいので整腸作用ほぼなし
- 甘味がないので料理にも使えない
異質と表記しましたが、この環状オリゴ糖こそがオリゴ糖の名前をして「オリゴ糖の役目を果たさない」という複雑なものだったんです。
上記の特徴を見ると、「使う意味がないオリゴ糖」と言えそうですが・・・
環状オリゴ糖(シクロデキストリン)の別の特徴を表したものが以下です。
↓ ↓ ↓
シクロデキストリンは塩基に対しては安定であり、酸に対してもデンプンや他のオリゴ糖に比べるとかなり安定である。また α-アミラーゼによる分解もデンプンに比べるとかなり遅い。β-アミラーゼによっては分解されない。また熱に対してもかなり安定で、200℃程度まで加熱しても安定である。引用:wikipedia
簡単にいうと「安定化させる作用」は、我々が口にする「飲み物等」の臭みや苦みを消したり、揮発(常温で液体が気体になること)を抑えてくれる役目。
要するに「黒子役」みたいな感じのオリゴ糖です。
1つのオリゴ糖だけではアプローチが足りない可能性もある!?
「じゃあ実際にどのオリゴ糖を摂取すればいいの?」
こう聞かれたら、
迷わず「複数のオリゴ糖を摂取しよう」
と答えます。
なぜなら「1種類のオリゴ糖」だけでは複数のビフィズス菌にアプローチできないから。
そこで提案したいのが、
「数打てば当たる」作戦です。
複数のオリゴ糖を摂取して、多くのビフィズス菌にアプローチしようと考えたわけです。
これにはしっかりとした裏付けもあります。
「EOS理論」
Enterobacteria OligoSaccharide Synergyのことで、簡単に言うと 「複数のオリゴ糖を組み合わせることで実感度をパワーアップさせ、単一成分のオリゴ糖以上に 実感を生み出せる仕組み」で、このEOS理論は弊社独自の研究によって発明された理論です。
引用:https://www.origotou.com/pop_eosorigo.htm
このことから複数のオリゴ糖を摂取することが有効なんですね。